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「ライダーのための応急手当講習に」お申込みくださいまして、誠にありがとうございます。 |
【重要】 テキストの取扱い |
本講習のテキストは、お申込み時にも説明致しましたように、ご自身でダウンロードしていただくか、有料(1冊1,000円)で購入いただく方式となっております。 いずれかの方法でテキストを準備したうえで当日受講ください。 |
テキスト(PDF)のダウンロードはこちらから |
※このテキストは、S3 Riders Aichi が独自に作成したものです。 |
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テキストP4にあるように、バイク事故は四輪車の事故に比べ致死率が高く、迅速かつ的確な救護が欠かせませんが、心肺蘇生法講習のように市民が受講できる講習もほとんどないことから、バイク事故現場で適切な対応を取り得る市民救助者は非常に少ないものです。 |
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周りにいる人たちも事故に遭ったアナウンサーが冗談で起き上がってこないのだと思っており、緊急事態が起きたのだと認識している人はいないように見受けられます。人間が緊急事態を認識し、「救護しなくては!」と心のスイッチを入れることは、非常に難しいことなのです。 |
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消防の救命講習などは、心停止となった傷病者を救うことが主眼であり、その際に最も重要な手技である「胸骨圧迫」は、何度もトレーニングして体で覚える運動スキルといえます。 |
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反応の確認を行った結果、傷病者に反応があった場合は何が必要でしょうか。 |
A:気道の異常 ● 呼吸努力(頭部の上下首振り、吸気時に鼻が開く、吸気時に腹や胸がへこむなど) ● 異常な呼吸音(いびき、ゼーゼー音(喘鳴)など) ● 呼吸努力が強いのに、鼻や口からの気流が弱い B:呼吸の異常 ● 不規則な呼吸パターン ● 呼吸数増加又は低下 ● 無呼吸 ● 呼吸努力(頭部の上下首振り、吸気時に鼻が開く、吸気時に腹や胸がへこむなど) C:循環の異常 ● 心拍数が速い又は遅い(成人の場合100回/分以上または60回/分未満が目安) ● 脈拍が弱い ● 皮膚色の異常(蒼白、まだら模様、チアノーゼ(薄青又は淺黒色)) ● 皮膚が冷たく、湿っている(手足が一番最初に影響を受ける) ● 皮膚を一定時間押した後に血流が再開するまでの時間が2秒を超える ※脈の確認は十分な訓練を受けていない人には難しいので、今回の講習では脈の確認は行わず、他の要素で循環に異常があるかを判断します。 |
このAからCまでのいずれかに異常がある場合は、生命の危険が迫っています。まだ119番通報をしていないならば、すぐに通報しましょう。 |
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ここからはバイク事故をはじめとした高リスク受傷機転の傷病者の対応です。 |
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準備ができたら「第一印象」の評価をしながら傷病者に近づきますが、傷病者が首を動かすのを防ぐため、そっと近づき、頭部保持を行ったうえで声をかけ、反応を確認します。 |
頭部保持をしたまま声をかけ、反応の確認を行います。 |
必要に応じて頭部保持を交代し、A(気道)、B(呼吸)、C(循環)の評価に移ります。それぞれの評価ポイントは、テキストP29〜をご覧ください。 |
循環の評価の際に傷病者の手に触れていますが、これは、体を巡る血液が減少することで起きる「ショック」の際にみられる「皮膚の冷感」や「湿り」がないかをみているものです。 |
全身観察で得た情報についても、119番に続報を入れるなどして、救急隊員にできる限り早く伝えるようにします。 映像にはありませんが、救急隊員到着までに、傷病者からできる限り情報を聴取して記録し、救急隊員に伝えることも大切です。はじめは会話ができたのにの、意識状態が悪化し、救急隊到着時には会話ができないということもあるのです。 |
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予習の成果を試して頂くため、「力試しクイズ」計7問を用意しました。 Q1〜Q5は四択となっていますので、番号を選択してください。 お答えください。 |
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Q1.峠道のカーブの出口付近でバイク事故が発生した。不適切な対応はどれか。 |